なぜパーソナルカラーは誤診が多いのか[プロ講師解説]
パーソナルカラーってサマーが多くてオータムが少ない、またはウィンターが少ないって聞いたことないですか?
実際そんなことはないのですが、なぜそうなるのか解説します!
正直今まで診断してきた感覚で、オータムやウィンターが少ないということはありません。むしろオータムやウィンターは多くて、サマーが少ないです。
理由①オータムの色は黄ぐすみしやすい
パーソナルカラーを診断するのに使われているドレープはわかりやすいようにオータムの色は黄みがとても強いものが多いです。
色はグラデーションでできているので、イエローベースとブルーベースも2択ではなく、強いイエローベースから中ぐらいのイエローベース、少しイエローベース、ニュートラル(イエローベースとブルーベースの間)、少しブルーベース、中ぐらいのブルーベース、強いブルーベースとグラデーションで繋がっています。
単色ドレープのオータムの色はイエローベースが強いものが多いため、ニュートラルに近いイエローベースの人は、そのドレープをあてるとお顔が黄色くくすんでいしまうんです。
カラーリストはそれを見て、「オータムです」とは言えません。
オータムの色とサマーの色を比べれば、サマーの方がお肌がきれいに見えてしまうのです。(これは「きれい」とは書きましたが、実際は「きれい」ではなく、血の気が引いていたり、ただただ白く見えているだけです。オータムの色とサマーの色は誰にあててもサマーの色が肌が白く見えるんです。白く見えるからいいというわけではありません)
理由②オータムの色はどよ~んと見えやすい
オータムの色はくすんだ色も多いため、すっきりめの暗めの色が似合うオータムさん、派手めの色が似合うオータムさんにはどよ~んと見えてしまいます。
これに、理由①と合わさると尚更難しくなります。
理由③日本人は色が白く見えるのが好き
色白が正義という考えありませんか?
お客様もカラーリストも、色が白く見えたら〇!という考えの方が多いのかなと思います。
理由①②もあって迷うんです。迷ったら色が白く見える方がきれいに見えると錯覚してしまうんです。
そして、サマーの色が誰にあてても一番色白に見える色なんです…
色が白く見えたらいいわけではなく、血色感が大事な方(イエローベース)もとっても多いです。
まとめ
これは全てドレープの問題なんです。
ドレープは120色や160色などで診断していますが、色の世界でいうと160色でも決して多いわけではありません。むしろ色が全く網羅されていません。
人間の目は何色ぐらい見分けられるか知っていますか?
何百万色以上と言われています。
その中の120色や160色では色が全く足りないのです。
診断していて思うのは、この色のもう少し鮮やかな色があったらいいのにな~とか、明るい色があったらな~とか、黄みがもう少しなかったらな~など、ドレープの色みが人によっては全く良くない。
このドレープだけの診断だと誤診も正直仕方なく、カラーリストも心の底では「どれがいいのかわからない。。。」と悩んでる人が多いのも事実。
解決方法
まずは、素材確認の見極め。カラーリストは素材の見極めをしっかりしましょう!
お客様は素材の見極めが出来るカラーリストを選びましょう!
なぜ似合うのかはお顔の素材が全てです。
お顔がふんわりされていたり、目が落ち着いているとふんわり落ち着いた色が似合います。
目の白黒がはっきり、肌がツヤツヤなら、はっきりした色が似合います。
髪の毛が多い、肌がしっかりしているなら暗めの色が似合います。
これは一例です。正直人それぞれいろいろな要素が混ざっているため、たくさんの人を見る経験値が必要です。
サマーさんは、素材が全て弱めです。髪の毛は細くやわらか、肌は薄い、目も優しい、素材が軽くて優しいのです。なのでイメージが可憐だったり清楚だったりします。
そこからどこかが強くなると違う診断結果になりやすくなります。
次に、特許取得済みの新しい診断方法グラデーションカラースケール®を使った診断。
このドレープはグラデーションになっていて、イエローベース~ブルーベースの度合が正確にわかります。ニュートラルのイエローベース寄りなど、イエローベースだけどイエローベースが似合わない方、イエローベースなのに色によってはブルーベースが似合う方などが診断迷子にならない診断方法です。
イエベブルべだけではなく、明るさや鮮やかさも正確に見れるので、ただオータムという診断ではなくオータムの中でも鮮やかな方がいいなど、タイプわけでは納得できない方も正確に診断できます。
理論的で納得感が違う!と喜ばれています。
どんなの?と思った方はぜひ、eyemiu.のinstagramをご覧ください


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